海外保険事業
世界のお客さまの多様な幸せの実現と、各国の保険事業の発展に貢献し、
グループの成長ドライバーとして企業価値向上に貢献します。
(海外生保)
(対前年比+30%)
(海外生保)
(対前年比+11%)
基本戦略
海外生保事業の歴史は2007年のベトナム進出からはじまり、北米等の先進国におけるアドバンスド市場、アジアパシフィック地域の成長市場、長期的な市場拡大が見込めるアーリーステージの新興国市場へとバランスよく展開してきました。現在、海外のお客さま数は4,000万名を超え、各国で保険事業の浸透・発展に貢献しています。海外生保事業では、中期経営計画が終了する2026年度において、1,600億円を上回る修正利益を創出し、グループに占める割合を約40%まで拡大させることを目標として掲げています。
事業展開国

地域ごとの取組
地域別では、世界最大の市場である北米において、経済価値ベースの資本管理強化を前提に、資本効率向上・利益規模拡大を追求するとともに、キャピタルライトな新規領域への進出を検討していきます。業界トップ水準のシェアを持つオセアニア地域では、生保周辺事業への展開や、オーストラリアとニュージーランド間のシナジーを追求していきます。東南アジアでは、メコン地域の事業基盤の強化に加え、周辺新規国への進出や、デジタルやチャネル等の新たな領域への展開を追求していきます。また、極めて高い成長が見込まれるインド市場でシェアの拡大を図っていきます。英国・欧州では、M&Gを同地域における橋頭堡かつパートナーとして、協業・戦略的取組みの機会を模索していきます。
世界最大の米国市場における事業成長(プロテクティブ)

2024年度の販売については、年金商品の販売が好調を維持しました。修正利益については、運用収益改善や事業費削減等の取組みが奏功したことに加えて、一過性の損失である破綻した米国銀行の債券に関する損失が剥落したこともあり、574億円と増益となりました。
2024年度の主な取組みとして、リテール事業の推進に加えて、通算60件目の買収案件であるシェルターポイントの買収を2024年11月に完了させました。この買収を通じて、団体保険という新たな事業ラインを獲得したことにより、事業分散や収益の安定化を見込んでいます。また新たな取組みとして、 2025年度には収益改善とリスク削減による余剰資本の解放を目的とした既契約ブロックの出再を実施するなど、資本効率の改善に向けた取組みも推進しました。今後も、経済価値ベースの資本管理強化を前提に、資本効率向上・利益規模拡大を追求するとともに、新規領域では、キャピタルライトな領域への進出検討を進めていきます。
オーストラリア市場における成長の追求

2024年度の販売では、大型団体保険の獲得があったことから、新契約年換算保険料が前年比で大きく伸展しました。修正利益についても、過去の買収案件を通じて強固にした事業基盤を活かすことで、374億円と堅調に推移しました。市場シェアについても34%に拡大させ、TALはオーストラリアの保障性市場におけるリーディングカンパニーのポジションを維持しています。
新たな取組みとして、TALは、オーストラリアの金融グループであるチャレンジャーの発行済株式の19.9%の取得を完了しました。チャレンジャーは、2025年8月より、当社の持分法適用関連会社となりました。チャレンジャーはオーストラリアの個人年金市場におけるリーディングカンパニーであり、個人年金商品の設計・販売・資産運用において豊富なノウハウを有しており、高齢化が進むオーストラリアにおいて成長が期待されるリタイアメント市場で強みを発揮することを見込んでいます。今回のTALによる出資は、同社がリタイアメント市場に長期的に取り組んでいくコミットメントであり、TALおよび第一生命グループにとって持続的な利益成長と安定した配当に貢献することを期待しています。
ベトナム市場でのマーケット深耕

2024年度、業界全体で個人代理人・銀行窓販チャネルの販売低迷が継続し、第一生命ベトナムでも減収減益となったものの、お客さまの体験価値の向上等に取り組むことで、販売減を抑制し、市場シェアを拡大させ、新契約年換算保険料ベースでのシェアは外資系生保会社の中でトップとなりました。今後も、事業基盤の強化を継続するとともに、メコン地域内でのグループ間のシナジー創出にも取り組んでいきます。
M&Gとの戦略的パートナーシップの締結
2025年5月、英国・欧州の生保・アセマネ市場における主要企業である英M&Gと長期的な戦略的パートナーシップを締結しました。これは、世界的に不確実性が高まっている環境下において、事業ポートフォリオの多様化を図りながら新たな利益軸の獲得を企図したものです。今後、同社を英国・欧州市場における橋頭堡かつパートナーとして、生保・アセマネ領域での協業・戦略的取組みを推進していきます。
グローバル・リーダーズ・コミッティ(GLC)

当社グループでは、海外グループ会社の経営者と当社役員で構成される会議体(GLC:グローバル・リーダーズ・コミッティ)を設置し、グループの経営戦略・事業戦略等に係る議論、理念・方針の共有などを行っています。2023年度以前は海外子会社等のCEOのみをメンバーとしていましたが2024年度からは海外子会社等のCXOや事業責任者も対象とし、これにより、海外子会社等の経営層とさらに密接に連携することが可能になりました。







