グループCSuOメッセージ

ビジネスを通じたサステナビリティ取組による持続的な企業価値向上を強化するべく、インパクト・パスを活用しながら財務・非財務両面からの経営の進化に取り組みます。

サステナビリティ戦略で目指す姿

当社のパーパス「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」の実現に向けて、コア・マテリアリティに基づく事業の実践を通じて社会価値と財務・企業価値をともに生み出す

基本方針/サステナビリティ取組と企業価値向上の関連性

当社グループは、パーパス「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」の実現に向けて、4つのコア・マテリアリティに基づくサステナビリティ取組を進めています。私たちが目指すのは、サステナビリティを特別な活動として切り出すのではなく、日々の事業活動や意思決定そのものに組み込み、社会価値と財務・企業価値をともに生み出していくことです。
私たちがどのような社会課題に向き合い、どのような強みを活かし、どのような取組みを通じて社会インパクトを創出し、それが中長期的な企業価値向上にどのようにつながるかを、できる限り具体的に示すこと(=インパクト・パス)が重要で、これまで幅広く整理してきた気候変動、人権、責任投資、社会貢献などの取組みについても、コア・マテリアリティとのつながりの中で捉え直し、その背景や目指す姿が伝わるよう取組みを進めています。
こうしたサステナビリティ取組は、業務遂行上、短期的にはコストや追加的な負荷として認識されることがあります。例えば、金融経済教育の推進は、その場で直接的な利益を生むものではありません。しかし、金融リテラシーの向上は、一人ひとりが自らのライフプランに沿って安心して選択・挑戦できる状態、すなわち当社グループが目指す「Financial Well-being for All」の実現につながるものです。そして長期的には、お客さまや社会からの信頼を高め、当社グループが選ばれる基盤の強化にも寄与すると考えています。
このように、社会へのインパクトと当社の事業機会は、必ずしも短期的に同時実現できるものばかりではありません。だからこそ私たちは、短期的な収益性とのトレードオフに向き合いながらも、中長期的にどのような価値を生み出すのかを見極めることが重要だと考えています。インパクト・パスは、こうした価値創造の道筋を可視化し、取組みの優先順位づけや、KPI・非財務指標の検討、グループ横断でのPDCAにつなげていくための重要な手がかりです。現在、次期中期経営計画も見据えながら、サステナビリティ取組と事業戦略・経営管理との接続をさらに深める検討を進めています。
サステナビリティは、一部の専門部署だけが担うものではありません。お客さまに向き合う現場、商品・サービスを企画する部門、投融資を担う部門、グループ各社の事業運営、経営基盤を支える一人ひとりの業務の中にこそ、社会インパクト創出の起点があります。
まだ十分に実装しきれていない領域もありますが、課題も含めて現在地を誠実にお伝えし、ステークホルダーの皆さまとの対話を通じて、より実効性ある取組みへと進化させてまいります。グループ社員一人ひとりが、自らの業務と社会インパクトのつながりを自分ごととして捉え、持続可能な社会の実現と当社グループの持続的成長を両立させる取組みを、一歩ずつ着実に前へ進めてまいります。

株式会社第一ライフグループ
執行役員 兼 Group Chief Sustainability Officer(グループCSuO)
酒井 由紀子