決算の概況および業績予想

2026年3月期

経営成績の概況

経常収益は、保険料等収入6兆9,440億円(前期比2.1%増)、資産運用収益3兆7,353億円(同47.7%増)、その他経常収益6,288億円(同14.6%増)を合計した結果、前連結会計年度に比べ1兆4,316億円増加し、11兆3,082億円(同14.5%増)となりました。保険料等収入は、第一フロンティア生命において販売が増加したこと等により、前連結会計年度に比べ増加しました。一方、経常費用は、保険金等支払金6兆4,471億円(同2.0%減)、責任準備金等繰入額1兆8,149億円(同430.8%増)、資産運用費用8,670億円(同3.0%増)、事業費1兆482億円(同6.1%増)、その他経常費用3,772億円(同2.7%増)を合計した結果、10兆5,545億円(同15.7%増)となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ20億円減少し、7,536億円(同0.3%減)となりました。また、経常利益に、特別利益、特別損失、契約者配当準備金繰入額、法人税等合計を加減した親会社株主に帰属する当期純利益は4,365億円(同4.8%減)となりました。前連結会計年度に対して減益となったのは、Protective Life Corporationにおいて米国新保険会計基準を適用したこと等によります。

財政状態の概況

当連結会計年度末の総資産は、74兆1,590億円(前期末比6.9%増)となりました。主な資産構成は、有価証券が55兆5,762億円(同4.8%増)、貸付金が4兆9,971億円(同2.6%減)、有形固定資産が1兆2,392億円(同2.7%減)、再保険貸が2兆629億円(同0.7%増)であります。負債の部合計は、69兆9,048億円(同6.3%増)となりました。負債の大部分を占める保険契約準備金は61兆2,551億円(同3.4%増)となりました。純資産の部合計は、4兆2,542億円(同16.9%増)となりました。純資産の部のうち、その他有価証券評価差額金は1兆3,726億円(同43.1%増)となりました。

セグメント情報

セグメント別経常収益 構成比
国内保険事業68.3% 海外保険事業28.0% その他事業3.7%

① 国内保険事業
国内保険事業における経常収益は、第一生命において、良好な金融市況を背景に国内株式の売却に伴う有価証券売却益が増加したことに加え、第一フロンティア生命において、前年同期と比べ為替市場が、円安に進行したことに伴い為替差益が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて5,858億円増加し、8兆6,696億円(前期比7.2%増)となりました。セグメント利益は、第一生命において、上述のとおり、有価証券売却益が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて917億円増加し、6,762億円(同15.7%増)となりました。

② 海外保険事業
海外保険事業における経常収益は、Daiichi Life Reinsurance Bermuda Ltd.において、前年同期と比べて米国金利が低下したことを背景に保険負債が増加したことに伴い責任準備金戻入が責任準備金繰入に転じたこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて1,130億円減少し、3兆5,593億円(前期比3.1%減)となりました。セグメント利益は、プロテクティブにおいて、一部の保険契約の販売拡大に伴い、再保険収入が減少したことによって保険料等収入が減少したこと等を主な要因として、前連結会計年度に比べて1,071億円減少し、1,126億円(同48.7%減)となりました。

③ その他事業
その他事業においては、第一生命等のグループ会社からの配当金収入が増加したこと等を主な要因として、前連結会計年度と比べて1,409億円増加し、4,714億円(前期比42.7%増)となりました。また、セグメント利益は、前連結会計年度に比べて1,192億円増加し、3,402億円(同53.9%増)となりました。

今後の見通し

次期連結会計年度の業績見通しについて、経常収益は、Protective Life Corporationにおける資産運用収益の減少等により10兆6,660億円と減収を見込んでおります。経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、海外生命保険事業において増加を見込むこと等により、それぞれ8,690億円及び5,130億円と増益を見込んでおります。なお、当該見通しは、現時点で入手可能な情報及び過去の実績等を踏まえた当社独自の予想に基づいて策定しており、市場金利、為替レート及び株式相場については、2026年3月期末を踏まえた前提としております。このため、実際の業績は当該予想と大きく異なる可能性があります。

2027年3月期の連結業績予想(2026年4月1日~2027年3月31日)

(%表示は、対前期増減率)
 経常収益経常利益親会社株主に
帰属する
当期純利益
1株当たり
当期純利益
通期百万円
10,666,000
%
△5.7
百万円
869,000
%
15.3
百万円
513,000
%
17.5
円 銭
142.46
(参考)2026年3月期11,308,27514.5753,688△0.3436,597△4.8119.83
  • 当社は、2025年4月1日付で普通株式1株を4株に分割する株式分割を行いました。2027年3月期の連結業績予想における1株当たり当期純利益については、当該株式分割の影響を考慮しております。