
「1,2,3! BLACK SAMURAI!!」
兵庫県神戸市の GLION ARENA KOBE。黒いTシャツを着た約100人の中高生が、コート中央で拳を突き上げ声をそろえます。その輪の真ん中に、頭ひとつ抜けた203cmの選手の姿がありました。2019年からNBAの舞台で戦い続ける、日本No.1のプロバスケットボールプレーヤー・八村塁選手です。
8月4〜5日、八村選手が考案した次世代アスリート育成プロジェクト「Daiichi Life Group Presents BLACK SAMURAI KOBE CAMP」が開催されました。私たちDaiichi Lifeグループは、この神戸キャンプにプレゼンティングパートナーとして、続く8月6〜8日の「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」(愛知県名古屋市)にはダイヤモンドパートナーとして、いずれもトップスポンサーの立場で関わりました。
当社グループは、今年4月にブランドを刷新し、新たな一歩を踏み出しました。ブランドに込めた思いと、八村選手が次世代に伝えようとしている考え方には、多くの共通点があります。本記事では、神戸キャンプに集まった中高生の声とともに、私たちがこの取り組みに協賛した理由と、2日間の模様をお伝えします。


神戸に響いた、世界と地続きの声。
「BLACK SAMURAI」は、八村選手が昨年立ち上げたプロジェクト。子どもたちに大きな夢へ挑む機会を届け、世界に向かうきっかけを生み出す取り組みです。世界最高峰の舞台で得た経験や学びを惜しみなく共有し、「世界との距離」を縮めようという試みでもあります。
協賛の背景について、コーポレートコミュニケーションユニット・ブランド推進室の塩原まりえは、次のように振り返ります。「BLACK SAMURAIを通じて次世代の挑戦を後押しするという考え方が、ブランド刷新にあたって私たちが目指す姿、届けたいメッセージと非常に近いものでした。グローバルに活躍されていて、変革を恐れず挑戦し続けている八村選手は、まさに私たちが目指す姿と重なります」
こうした考えから、私たちはブランド刷新後初となる協賛案件として、BLACK SAMURAIへの協賛を決定しました。



神戸キャンプは、全国から公募し、選抜された中高生男女約100名が対象。「未知に触れ、可能性が広がる」機会を提供する育成キャンプです。掲げられたテーマは3つ。夢につながる努力や挑戦そのものを楽しむ「Enjoy the Grind」、普段は出くわさない体験に飛び込む「Fear No Challenge」、そして視野を大きく広げる「Expand Your Vision」。八村選手が大切にする考え方が、そのまま2日間の柱になっています。これら3つのテーマは、当社グループが大切にする「人生の可能性をひろげる」という考え方とも重なります。
2日間の練習でメインコーチを務めたのは、NBAダラス・マーベリックスのアシスタントコーチ、フィル・ハンディ氏。レイカーズ時代に八村選手のスキルコーチを担当し、レブロン・ジェームズやコービー・ブライアントといったNBAトップ選手も教えてきた人物です。指導は英語が中心。日本にいながら、世界に通じる多様な価値観に触れられる環境がそこにはありました。

エナジーあふれる指導の中で、ハンディ氏が強調したのは「練習の質」。時間がたつにつれ、子どもたちの集中力や熱量も目に見えて上がっていきました。八村選手も、2日間の変化をこう振り返ります。
「最初は子どもたちにシャイな部分があったんですけど、コーチ陣や僕がそれをほぐして、少しずつ自分を出すことが1日目からできていました。2日目にはいろんな子どもたちが自分の得意なスキルを出して、1対1や2対2をしていたので、すばらしいキャンプになったんじゃないかと思います」(八村選手)
わずか2日で変わっていった参加者たち。中学生、高校生という年代を、八村選手は「スポンジの時代」と表現します。
「僕も子どもの頃は、1日2日で自分が成長したような気持ちになれました。この年代が一番、吸収力が高いので、いろいろなことを学べたのではないかと思います」(八村選手)
なお、2日間の練習をサポートしたのは、Bリーグ・神戸ストークスのプロ選手たちという豪華な顔ぶれ。2日目のファンイベント「THE SHOWCASE」には約6400人が詰めかけ、神戸ストークスの選手たちも交えたトークショーやトップクラスの中高生による1on1大会で盛り上がりました。


神戸ストークスには、八村選手の弟・阿蓮選手も所属しています。兄のプロジェクトに初めて参加した阿蓮選手は、イベントの意義と中高生へのエールをこう語りました。
「日本でこれだけ大規模な、選手が100人以上集まって、実際にNBA選手が来るクリニックって本当にないと思います。中高生は絶対にいい経験ができたと思いますし、僕自身にとってもすごくいい経験になりました。僕が中高生の頃はBリーグができたばかりで、プロ選手と交流する機会もなかなかなかった。日本のバスケは本当に変わってきているなと思います。僕が高校生だったら、絶対に参加したいと思うくらい。今回の経験を糧に、自分のスタンダードを上げて頑張ってほしいです」(阿蓮選手)





