
「本物」に触れて知る世界の広さと、湧き出る情熱。
世界を体感できるまたとない機会とあって、全国から、さらには海外からも中高生が集まりました。強豪校や強豪クラブに所属する選手も少なくありません。
東山高(京都)の佐藤久遠選手は、昨冬に全国準優勝を経験したばかり。「NBAのトップクラスで活躍する八村選手と、そのコーチに教われるということで、『何もかも吸収してやる』という思いで参加しました」との意気込みどおり、練習中はいつも最前列で、一言も聞き逃すまいと耳を傾けていました。
八村選手が普段のワークアウトを20分ほど実演する場面もあり、「シュート1本1本の集中力が違いました」と感銘を受けた様子の佐藤選手。「八村選手とポジションは違いますが、同じ日本人であれだけ世界で活躍されている。自分も世界を目指して頑張っていきたいなと思いました」と、志を新たにしていました。

女子バスケ界の名門・桜花学園高(愛知)からは、太田莉央選手が参加していました。太田選手は「1つ1つ細かいし、熱量が違いました。量より質という話をされていたので、質を大事にしながら基礎を1つ1つ細かくやっていけたらと思います」と、収穫を語ります。
地元・神戸ストークスのU18チームでキャプテンを務める野々村俐音選手も、2日間のキャンプで存在感を放った一人です。

「世界で通用するには何が必要なのかを学べたと思います。ワークアウトを見て、1個1個の動きに無駄がなくて⋯。見ているだけでとても勉強になって、ほんまにNBA選手っているんだなと思いました」(野々村選手)
そう目を輝かせた野々村選手は、2日目の「THE SHOWCASE」、大観衆を前に佐藤選手との1on1に挑みました。「神戸ストークスでプロとして活躍する」という夢の輪郭は、この2日間でより濃くなったはずです。

一方で、参加者は全国区の選手だけではありません。競技を始めてまだ日が浅い選手も、試合に出ること、地区大会を突破することなどを目標にしている中高生もいました。「みんな大きくてびっくりしました」「めっちゃうまくて、壁を感じました」。普段よりハイレベルな環境に飛び込んだ参加者の言葉からは、戸惑いがにじみますが、その戸惑いこそが、自分の立っている場所の外側を知った証でもあります。
参加者の一人、大黒結凛華選手の言葉に、2日間の学びが表れていました。
「いろんな人がいて、すごく新しい刺激になりました。今いる環境は一部でしかない。ここに来て(世界が)すごく広がって感じて、高校でも頑張ろうと思いました」(大黒選手)

自分の立っている場所が、世界のすべてではない。世界は広く、そして自分の力で広げていける。私たちは、このキャンプで生まれた気づきの一つが、大黒選手の言葉に表れていると感じました。大きな夢に向かって挑戦する若い世代へ、八村選手はこんなメッセージを残しています。
「自分の目標や夢、それがバスケであろうがほかのスポーツであろうが、スポーツでなかろうが、自分で情熱を持つことが大事だと思います。情熱があれば、つらいことや大変なことも乗り越えやすくなりますし、そういうパッションがあることによって、自分の本当の生き方とか、自分に何が必要で何が必要じゃないかが分かってくる。そこと向き合うことが、一番大事なのではないかと思います」(八村選手)
当社グループは、今回の経験が、参加者一人一人にとって自らの夢や可能性に向き合い、新たな一歩を踏み出すきっかけになればと考えています。いつかバスケットボールから離れる日が来たとしても、世界基準に触れた2日間が、それぞれの今後の挑戦を支える経験の一つになればと願っています。当社グループはこれからも、次世代の挑戦を後押しし、一人一人の「生き方をひろげる」きっかけを届けていきます。





